2015年7月22日水曜日

【お知らせ】台南でいろいろイベント


イラスト:ヤマサキタツヤ、イラスト内の日中翻訳:衡

ありがとうございます、ありがとうございます。

私といたしましては、いままで台湾ではほんとうにほんとうに沢山の人達にお世話になってきた(※現在進行形)ので、本にも登場している緑茶君をはじめみんなのお陰でこの本ができたので、中国語版が出たことでようやくちゃんと読んでもらえる、というのが、もう、嬉しくて感動で涙ちょちょぎれであります。

で、これまた台南のみなさまのご協力で、台南でいくつかイベントさせていただけることになりました。
※以下すべて中国語での情報

■7/28(二)
台南市新光三越西門店5FA區
金石堂書店
山崎兄妹with大洞敦史
新書發表會(簽名會,烏克麗麗和三線的表演etc...)
19:30~21:00
https://goo.gl/NUPZg7

■7/29
林百貨 2015 林,聚在一起週年慶系列講座活動 番外篇
演講主題「日本人看台南的魅力 」
15:00 ~16:30
http://goo.gl/zlMg5z

■8/1
金石堂書店 南遠店
「下午 2:30 購書教小朋友畫畫 限額20名」
■8/2
金石堂書店 南遠店
「下午2:30 共4梯 每梯5名
慶祝父親節畫爸爸肖像畫(購書一本一名額報名)」


サイン会やらウクレレ弾いたりやら大阪弁丸出しでトークしたりやら、おじさん(※兄)の子どもお絵かき教室やら、おじさん(※兄)がおじさん(※お父さんたち)の似顔絵描いたりやら、いろいろです。
もしイベントに参加したい!でも中国語わからん!という方はお気軽にここのコメント欄やtwitter:@hanako704 もしくは FB:ヤマサキハナコ までメッセージください。


昼寝ばっかりしてる場合ちゃうで~。忙し忙し!



2015年7月5日日曜日

正興聞No.02日本語版

以前紹介したアツイ街、正興街

この街が一丸となって作った本『正興聞』No.02の、なんと、日本語版ができたんです!

いやー、びっくり。
ただでさえローカル過ぎる小さな街の本なのに、それの日本語版って!

なんせそんなローカル本だから部数が少なく、このあいだ台南から観光PRに来ていた台南市政府観光旅遊局が日本語版を持ってきてたけど関係者に配る分のみでした。残念。。。

私は事前にお願いして購入し、市政府の人に持って来てもらいました(オイオイ)

べっぴん三人大合体(合体?)


そもそもなんでこんなローカル本を作っているのかと言うと。
巻頭の「編集長の言葉」から要約すると、正興街では数年前から街全体で協力してイベントを行っていて、でもいくら小さな街のイベントとはいえ開催するにはクリアしなきゃいけない諸々の問題があり、そしてやはりお金もかかるしで、じゃあ街全体で本を作ってその売上を街のために使おうじゃないか!という「自主的に町内で」精神から作られたのであります。
アツイ、アツイよ!

No.01は10ページだけのもので、表紙も日本の某有名雑誌のオマージュ(ええように言うといたよ)で、それがなんと1週間で500部も売れたらしい!すごい!
今回のNo.02はなんと62ページもあります。頑張らはりましたなぁ(※頑張られましたねぇ)


No.02の特集は、このインパクト大な表紙のべっぴん3人による「台所打明けスペシャル おふくろの裏技」です。

緑のワンピースをお召しの泰成水果店おかみさんによる「本格揚げ団子」。
花がらジャケットが眩しいN23度工夫茶オーナーさんのお母さん姉妹による「もち米腸詰め」。
カジュアルで若々しい豐發黑輪おかみさんによる「ごま油風味の豚角煮」。

お料理を作る時のこととか、そのお料理にまつわる思い出などの読み物になってます。
料理名聞くだけでもヨダレ出てくるのに、これを読むと更に食べたくなってたまりません。


この特集以外にも、正興街のお店紹介だとか、過去におこなったイベントのことなどなど。
ダサいただの町内会報誌なんかじゃありません。
立派に本です。読み物です。ユーモアに溢れ、とにかく、これを読むと正興街のことが気になって気になってたまらなくなると思います。


日本語版は1冊85元。中国語版は1冊65元ですがどうやら在庫がもうほとんどないようです。増刷もしません!今あるだけ!(コチラ参照
台湾での日本語版取り扱い店はコチラを、中国語版販売店はコチラをご覧ください。

いちおうこの先、日本には京都・新潟・直島・東京・北海道にやってくるみたいですが、今回の大阪のようにイベントで関係者だけに配られるだけかもしれません。
基本的に台湾での販売になるので、どーしても手に入れたい!!でも台湾行く機会ない!という人は、入手できるという確約はありませんが、編集長をつとめる彩虹來了さんに一度問い合わせてみてください。できれば中国語か英語でね。



7/2~8/31まで正興街やその周辺のお店が香港のアーティストPeter Wong W.W さんと組んでイベントを行っています。


21店舗で合計150もの作品が展示されてるだけでなく、今週末と来週末には講座やワークショップ的なことも行われるそうです。
期間中台南へ遊びに行かれる方はぜひのぞいてみてね。


いやもうほんとに、この街の団結力、企画力には脱帽。



2015年7月3日金曜日

【お知らせ】『オモロイ台南』中国語版発売決定!!


去年の7月末に日本のKADOKAWA/エンターブレインより出版されたオモロイ台南 ~台湾の古都でしこたま食ってきました~ の中国語版がとうとう、とうとう

台湾で発売されます!!!!

オモロイ台南が出版されてからほぼ1年。
この1年間、台湾のみんなから「中国語版は無いの?いつ出るの?」と聞かれまくり、しかし自分たちではどうしようもないのでもどかしかったのですが、台湾角川さんが出版してくださることになり、もう、涙ちょちょぎれております。
日本語版がコケてたら中国語版も無かったわけで、みなさんがオモロイ台南を買ってくれているおかげです。
本当にありがとうございます。


この間の台南in大阪で台南の賴清德市長が中国語版表紙(を印刷したペラ紙)を持ってくださり、
一緒に写真撮影させていただきました。ひゃっほーう
イラスト:ヤマサキタツヤ



中国語版は7月22日発売。
日本の一般書店での取扱いは無いはずです。
日本でも利用者がいる(私も使ったことあります)、超どメジャーな台湾の書籍やCDの通販サイト博客來にはすでにページがあるので、ここを利用すれば日本でも手に入れられることができるかと。
誠品書店金石堂書店も海外発送してくれるのかな?(すみません、利用したことないです)



中国語版のタイトルは

呷飽沒?台南美食繪帖 日本大叔手繪巷弄中的美味食記
じゃっぱーべ?  たいなんめいしーふぇいてぃえ   りーべんだーしゅーしょうふぇいしゃんのんじょんだめいうぇいしーじー

な、長い……


「呷飽沒?」は中国語ではなく台湾語で「ごはん食べた?」と言う意味ですが、こんにちわ、みたいなあいさつ感覚でよく使われてる言葉です。
ものすごくざっくり訳すと(ちゅうかそのままですが)
「めし食うたんけ?台南美食絵帖 日本のおっさんによる手描き路地裏美食記」


表紙は画像のとおり日本語版とほぼ同じ。ですが食べ物の配置などが微妙に変わってます。
中国語版タイトルはめしばっかりな雰囲気ですが、中身も日本語版と同じです。
でも8ページ削られてます。どこが削られてるかは実際に確認してみてね。
中国語学習中の方は、日本語版と中国語版を照らし合わせて読むとものすごく中国語の勉強になります。



台湾で発売記念イベントとかできたら嬉しいんやけどなぁ~。なぁ~!





<<中国語版タイトルの読み方>>

呷飽沒? じゃっばーぼぇ(※台湾語)

台南美食繪帖 たいなんめいしーふぇいてぃえ
ㄊㄞˊ ㄋㄢˊ ㄇㄟˇ ㄕˊ ㄏㄨㄟˋ ㄊㄧㄝˇ  tai2 nan2 mei3 shi2 hui4 tie3

日本大叔手繪巷弄中的美味食記 りーべんだーしゅーしょうふぇいしゃんのんじょんだめいうぇいしーじー
ㄖˋ ㄅㄣˇ ㄉㄚˋ ㄕㄨˊ ㄕㄡˇ ㄏㄨㄟˋ ㄒㄧㄤˋ ㄋㄨㄥˋ ㄓㄨㄥ ㄉㄜ˙ ㄇㄟˇ ㄨㄟˋ ㄕˊ ㄐㄧˋ
ri4 ben3 da4 shu2 shou3 hui4 xiang4 nong4 zhong1 de mei3 wei4 shi2 ji4



2015年7月2日木曜日

【まとめ】2日目 6/30台南観光PRイベントin大阪

前回のつづき


6/30(火)、台南観光PRイベント2日目。
場所は中之島の中央公会堂3階の中集会室。



この日は午前中、マスコミや旅行会社などに向けた記者会見で、ヤマサキ兄妹は完全に必要ないのに参加しておりました。
後ろの方にこそっと座っておこうと思ったら、台南市政府観光局のいつもお世話になっているマギやんが「ここに座ってください」てまさかの前の来賓席に。

えええええええ、完全に違うやん!場違いにも程があるやん!

市長をはじめお偉いサン達、日本の政治家の方もいらっしゃいまして、あらあら、ほんとうに、なんで私たちはこんなところに……私ら家では「ほんまにお前らはどうしようもない、なんとかならんのか」と言われている長男と末っ子なのに……すんませんすんません。

台南市が日本向に作ったPR映像がスクリーンに流れ、この場違い兄妹のコメント映像も流れて、恥ずかしいったらありゃしない。
前回台南に行った時に撮影したもので、私達以外におなじみ大洞さん一青妙さんのコメント映像もありました。
Tシャツヨレヨレすぎ



記者会見が終わり、この時市長が誰かにサインしている姿が見えたので、チャンスはここしかない!!とヤマサキ兄妹もマギやんにわざわざ持ってきてもらった市長の本を持って市長の元へ。

実はまだ持っていなかった。
今年頭に発売された市長の本『看見未來』



はい、ドーーーーン!!!!
(ただの自慢)

市長の通訳として横についてた通称シャチョーサンが「山に奇怪の奇」と「崎」の説明を市長にしてくれました。
市長が06と書きだした時に「え?電話番号??」と思ってしまったのはここだけの秘密です。
(※大阪も台南も市外局番が06)

その後旅行会社などに向けて、台南の高級ホテルの方々がPRしてらっしゃいまして、南紡夢時代の隣にある老爺行旅のPR映像では、また大洞さんが今度は役者として出演されてて、兄と2人でオォ!!と興奮。



お昼過ぎからは台南展覧。
台南の有名店の紹介グッズや台南を代表するモノなどをアレコレ展示。

展示台にはわざわざ台湾から持ってきたプラッチックの椅子を使用。
台湾の庶民的なごはん屋さんや夜市でよく見かけるアレ。
(※大阪人はプラスチックをプラッチックと発音)


このザ・台湾なスリッパも展示されてたよ。
drawing台南とオモロイ台南も展示していただいてました。
がむしゃー(感謝)



師匠のお茶もいただけたり




そして夜は台南学講座。
生のマンゴーは貰えなかったけど、ドライマンゴーは貰えました。


最初に舞台を飾る赤い大きな切り絵を作った楊士毅(阿貴)さんの作品説明。
鳳凰城とも呼ばれる台南を鳳凰の木で表したそうです。



次は土溝農村美術館の黃鼎堯さんのお話。


どんどん廃れていく農村を若いチカラで復活させてらっしゃいます。
農業はアートなんです。農民はアーティスト、農作物は芸術作品。
美術館とうたっているけど、美術館としての建物はなく、村全体が美術館。
後壁という、台南の北の方に土溝農村美術館はあります。
GO TO TO GO (GO TO 土溝)!!!



そして孔子廟の南側にある超有名フルーツ店莉莉水果店の李文雅さんのお話。
ファンシーキュートな莉莉ワッペン。
1枚ずつ李さんが手描きしたポストカード。

ほんとにね、台南人はフルーツ好きで、いつも家になにかしら果物があって、なんや言うたら食べてます。
李さんがつくった台湾のフルーツ産地図がプロジェクターに映しだされてたけど、あれもっとちゃんとじっくり見たかったなぁ。
ちなみに李さん、ずっと台湾語でした。



そして最後は奉茶、十八卯の葉東泰さん(以下師匠と表記)
実は師匠、自分の出番の前に緊張をほぐすために太極拳をしてました。
お茶の話をするのかと思いきや、前日のあべのキューズモールでの記者会見でアコーディオンを演奏してらした菅野稔子さんの伴奏で、師匠が自作の詩を歌い出しましたよ。
最後に『紅茶的芳味(紅茶の香り)』という歌を歌ってました。


このイベントで司会&通訳をされてたのは、前日のあべのキューズモールでの記者会見で歌を披露されていた、日本語中国語台湾語を自由に操る歌手李浩麗さん。
最後は李浩麗さんと一緒にみんなで『道頓堀行進曲』&『台南行進曲』を合唱して台南学講座は終了。


さぁ、帰るべーと思ったら、台南展覧で展示台に使ってたプラッチックの椅子を、欲しい人は持って帰っていいですよー、とのこと。
いやいや、私は欲しいけどフツー要らんで。誰が持って帰るねん。って思ってたら、みんな椅子に殺到!!
あっちゅう間に100脚ほどあった椅子がものの見事になくなりました。
さすが大阪……

袋の数が足りず椅子そのままで持って帰られた人もいました

大阪台南直行便記念ステッカーが貼られてます





2日間行われた台南観光PR、少しでも多くの方に台南の良さが伝わってればいいなと思います。
そして10月28日から就航開始する台南-大阪直行便で今よりもっと便利になるので、まだ台南に行ったことない人もぜひ行って実際に台南を体験してみてください。
台南のお友達が直接大阪に来れるのも嬉しいですね!

正直、台南がもっと発展してどんどん変わっていってしまうのは良いような良くないような複雑な気持ちだけど(私が知ってるここ3年ほどだけでもすごく変わってきている)、いつまでも「らしさ」を忘れない台南でいて欲しいです。
外の人間が偉そうにすみません。


関係者のみなさん、お疲れ様でした!
台南のみなさん、大阪まで来てくれてありがとう!





こんなけ台南がキテるんだから、日本の出版社さん、台南本いかがですか?
オモロイ台南だけでもけっこう詰まってるのに、更にめちゃめちゃネタ蓄えてます!!
ヤマサキ兄妹の台南本第二弾、ぜったいオモロイ自信アリ。
ご連絡お待ちしております。



兄のブログ記事→台南IN大阪2DAYS



2015年7月1日水曜日

【まとめ】1日目 6/29台南観光PRイベントin大阪


こんな飛行機あったらええのに
(イラスト:ヤマサキタツヤ


6/29、30の2日間、台南が大阪に来て観光PRイベントを行ってました。
なぜなら10月28日から台南空港と関西空港を結ぶ直行便が就航するから。航空会社はチャイナエアライン
6/4に台南ですでに記者会見行われてましたね。


6/29はお昼からあべのキューズモールにて直行便記者会見&マンゴープレゼント&航空券プレゼントがありました。
この記者会見には台南の賴清德市長もいらっしゃり「市長が天王寺にいてはるで。天王寺やで?」と、ハルカスやキューズモールなどができるずっとずっと前のイメージが強いので驚きを隠せないヤマサキ兄妹。


3Fのスカイコートにて

司会のお姉さんの進行ではじまり、まずは日本語と中国語と台湾語を巧みに操る歌手の李浩麗さんが歌われる『道頓堀行進曲』&『台南行進曲』。
ある程度の年齢以上の大阪人なら耳にしたことはある、♪赤い灯~青い灯~ の『道頓堀行進曲』
 
何歳ぐらいの人まで知ってるのかしら……


実は同じメロディで『台南行進曲』といって台湾語で歌われていたそうな!
15秒ぐらいからはじまります。
このメロで台湾語。しっくり来すぎる。



日本語の2番の歌詞はちょっとアレな単語が入ってるので省かれてます。
気になる人は調べてみてね。


こんな昔から台南と大阪の縁があったんですねぇ~。

そして市長をはじめお偉いさん方のあいさつがありまして、最後にヤマサキ兄妹も10分ほど壇上で喋らせていただきました。
シャンと立ちなさいよ
(写真提供NWKさん)

意外と喋ってると時間が経つのは早いもんで、あっちゅう間の10分間でした。
台南のええところはちゃんと伝えられたのか、そもそもお偉いさん方を前にあんな喋りで良かったのか?と思う反面、堅苦しくなく、たまにはあんなんあってもええんちゃうかな!

台南ー大阪直行便の航空券が5名様にあたる抽選会が終わり、そのあと賴清德市長から直々にマンゴー1箱プレゼントしていただきました。

(写真提供NWKさん)

お偉いさん方とキューズモールのキャラクター


記者会見後に、記者会見時に配られた引換券を地下1階でマンゴーと引き換え!
なんとここにも市長は登場されておりました。PR活動、さすがっす。




夕方からは中之島の中央公会堂にて映画『KANO』上映会。
ここでも来場者にマンゴープレゼント。どんだけ太っ腹なの、台南!!!
そして、来場者に配っていたマンゴー入りの台南就航記念袋のうち10袋だけに『オモロイ台南』が入ってました。
これは私達からではなく、台南市からのサプライズプレゼントです。
当たった方はぜひ『オモロイ台南』読んで台南に遊びに行ってくださいね~。

「映画がはじまる前に『オモロイ台南』サプライズプレゼントのことを説明してくださいね」と言われてたので、映画がはじまる10分前に2人で中央公会堂大集会室のステージへ……!
完全に前説やったよね。
前説芸人感ハンパなかったよね。
(写真提供モニカべるっち)

映画『KANO』でも重要な背景となってる八田與一技師の烏山頭ダムにもみんな遊びにいってみてね。すんごい広いです。



翌日6/30のイベントは次回につづく