2016年6月27日月曜日

とりあえずコレおさえといたらええんちゃうのん【甘いモンとか編】

おかげさまで前回の【台南めし編】は沢山の方に見ていただいたようで、少しでも台南旅行のお役に立ってたら、あれをみて台南行ってみたいなと思ってくれたら、嬉しいかぎりでございます。

では今回はめしではない、おやつやデザートなど【甘いモンとか編】です。
※台南に限った内容ではないです。※画像はイメージです。※順不同



1、水果 シュェイグォ ㄕㄨㄟˇ ㄍㄨㄛˇ shui3 guo3
普通の果物屋

なんちゅうてもさすが南国、果物が豊富です。
みんな大好き芒果マンゴーの郷「玉井」が台南にあるのは有名ですよね。(今年は不作らしいけど)
私が台湾でしょっちゅう食べるのは鳳梨パイナップル!!これまたパイナップルの名産地「關廟」も台南にあるんですよ。安くて美味しいよ。よくトラックで売りに来てて、その場でパイナップルをカットして袋に入れてくれます。なんと日本へ持って帰れます→台湾から日本へのパイナップル持ち込み方法
生の荔枝ライチもなかなか日本では食べられない逸品。だいたい5月頃かな。
西瓜スイカもめっちゃデカイ。まんまるじゃなくて長細い。
他にも木瓜パパイヤ、蓮霧レンブ、釋迦シャカトウ、芭樂グァバ、火龍果ドラゴンフルーツ、百香果パッションフルーツなど、日本じゃあまり見かけないフルーツがけっこうあります。
あと忘れちゃいけないのが香蕉バナナ。普通のバナナより小ぶりでもっとねっちりしてる芭蕉(バージャオ)というのもあります。なんと未成熟バナナは日本へ持って帰れます→台湾から日本へのバナナ持ち込み方法

純粋に果物だけ買って楽しむなら、画像のような果物専門店や、朝市の果物屋さんなどで購入するのが良いかと。スーパーでも売ってるけど、やっぱり果物屋さんよね。

台南市中心部には、果物をそのまま販売するのではなく、果物を使ったかき氷やジュースを出すお店がいくつもあるのでそこで食べる方がてっとり早いかと。水果切盤というのはカットフルーツ盛り合わせのことなので、色んなフルーツを食べたい人にはぴったり。

あと台湾では蕃茄トマトはフルーツの部類です(料理でも使うけど)
特に南部ではカットトマトにショウガダレをつけて食べます。私はコレ苦手です。



2、フルーツジュース
前述の、果物をそのまま販売するんじゃなくかき氷やジュースにして出すお店でも飲めるし、画像のようなフルーツジュース専門店でも飲むことができます。
牛乳と混ぜたり、ヨーグルトと混ぜたり、ヤクルト的なやつと混ぜたり、プリン混ぜたり、色々あります。
酪梨布丁牛奶ちゅうのがなかなかのインパクトです。何かというと、アボカドプリンミルクです。デザートではなくジュースです。ギョッ!と思うかもしれないけど、まったり濃厚で美味しい。カロリー恐ろしいけど。

日本にもこんなフルーツジューススタンド欲しい。切実に。

台湾の全家ファミリーマートのプライベートブランドはフルーツアイスだったりフルーツジュースだったりかなりクオリティ高いのでこちらもオススメ。



3、豆花 ドウホァ ㄉㄡˋ ㄏㄨㄚ dou4 hua1
豆花はいわずと知れた台湾スイーツの代表。豆腐です。けっこうそのまま。温かいのと冷たいのと選べたり、トッピングも色々選べたりします。個人的には温かいのだと花生ピーナツ、冷たいのだと珍珠タピオカをトッピングするのが好きです。



4、杏仁豆腐 シンレンドウフ ㄒㄧㄥˋ ㄖㄣˊ ㄉㄡˋ ㄈㄨˇ xing4 ren2 dou4 fu3
実は私、杏仁モノって苦手です。だって油性マジックの味するやん?え?せえへん?そう??
でも台南で那個年代というお店の杏仁綜合玉露を食べたときに、あ、いけるやん!と初めて美味しく食べることができ、それ以降、前に比べると食べられるようになりました。店によってイケるやつと無理なやつやっぱりあるけど。

杏仁茶というものもあり、これは杏仁スープ?ジュース?です。油條揚げパンや燒餅中華風パイ生地?を浸しながら食すのが定番スタイル。寒い時に温かい杏仁茶は夜食にオススメ。



5、豆類
手前のがさっき言うてたトマト+ショウガダレ

台湾では甘いモンによく豆類が使われてます。紅豆アズキ以外にも綠豆リョクトウや薏仁ハトムギや花生ピーナツは超メジャー級にどこででも見かけます。
画像のようにかき氷にトッピングしたり豆花にトッピングしたり、おしるこスタイルだったり(熱いのも冷たいのもある)、ドリンクになってたり、まんじゅうの中に入ってたり。

アズキは血を補う効果があるそうで、貧血気味の人は食べるとよいです。日本のあんこより甘さぐっと控え目でちょうど良い。塩昆布要らん。
リョクトウは身体の熱気を下げてくれるので、暑い台湾にはピッタリ。
ハトムギは美白効果があるので女性にオススメだけど冷えるので要注意。
ピーナツの効能は知らないので誰か教えて。



6、粉粿 フェングォ ㄈㄣˇ ㄍㄨㄛˇ fen3 guo3 
これは以前 富華さんと國華街うまいモンめぐり の時に紹介したことあるやつです。台湾語でふんぐぇい。その昔、わらび餅を目指して作ったとかなんとか。これも豆花やかき氷のトッピングで見かけます。
ふんぐぇいやタピオカなど弾力のある食感のことを台湾ではQQと表現します。読みはそのままキューキュー。
QQでメジャーなのは芋圓。芋を練り込んだ白玉だんごみたいなやつです。まん丸ではなく丸みを帯びた四角いカタチしてます。アレ、北海道のバター飴みたいなカタチ。白や紫やオレンジなどの色があって可愛らしいよ。これもトッピングによく使われてます。



7、冬瓜茶 ドングァチャー ㄉㄨㄥ ㄍㄨㄚ ㄔㄚˊ dong1 gua1 cha2
これ台南特有かな??
茶と言うてるけどお茶じゃなく、冬瓜を砂糖と煮詰めたやつです。煮詰めたやつがブロック状の塊で売ってたりします。けっこう甘いので、レモンの爽やかさをプラスした冬瓜檸檬が個人的には好き。



8、蜜餞 ミージェン ㄇㄧˋ ㄐㄧㄢˋ mi4 jian4
蜜漬けのこと。フルーツのとか色々あります。
お店によっては蜜漬けしてない普通のドライフルーツを取り扱ってるとこもあります。
お店によっては漢方を調合して漬けてるとこもあります。
日本人的にはけっこうクセが強いものが多いかも。でもお茶請けにええよ。
なぜか安平に蜜餞のお店多いです。画像のはどっちも安平にあるお店のん。
蜜漬けの楊桃スターフルーツを使ったドリンク楊桃汁もオススメ。



9、麵包 ミェンバオ ㄇㄧㄢˋ ㄅㄠ mian4 bao
台湾のパン屋さん、よく見るとけっこうパンチの効いたものがあります。画像のは肉鬆でんぶを使ってるもの。あとネギ使ってるのも多い。妙にテカテカしてたり、スポンジ系かと思ったらかなりみっちりしてたり、日本のパンと似てるようで違うのがオモロイ。



10、饅頭 マントウ ㄇㄢˊ ㄊㄡˊ man2 tou2
「まんじゅう」ではなく、具なし豚まんです。フカフカの蒸しパン?これがなかなかどうして美味しいんですわ。大好きです。
ノーマルの白いの、黒糖芋頭タロイモ、などがメジャーどころ。他にもゴマだったりナッツ類が入ってたり、色々種類があります。
朝ごはん屋ではマントウに焼いた卵挟んだりしてくれます。





以上、とりあえずコレおさえといたらええんちゃうのん【甘いモンとか編】ハナコセレクトでした。
今回は台南にこだわっていないので、台湾どこででも見かけるものがほとんどかな。でも果物はやっぱり南や田舎の方が美味しいよ。



あっ!!!
最後に、台湾といえば決して忘れてはならない甘いモンを!

番外編、鳳梨酥 フォンリースー ㄈㄥˋ ㄌㄧˊ ㄙㄨ feng4 li2 su1
これは現地で食べるというよりはお土産にすることが多いので番外編。
台湾土産っつったらこのパイナップルケーキ。主に2パターンあって、1つはトラディショナルな冬瓜餡を使ったもの。もう1つは冬瓜餡ではなくパイナップル餡のもの。後者は土鳳梨というけっこう酸味のあるパイナップルを使ってるものが多いです。

パイナップルケーキに関しては、数行雑記:鳳梨酥食べ比べ でめちゃめちゃ沢山の種類をレビューされてるので参考にしてみてください。今まで食べはったリストはコチラ
九州唯一のぱいなぽーケーキ評論家と言うてはるけど、たぶん日本一なんじゃないかと私は思ってます。こんなに種類食べてる人、他に聞いたことないよ。

コチラのエントリ で数行雑記さんも大絶賛の、蘋果日報の2010年パイナップルケーキランキング で見事1位に輝いた鐵金剛は台南の關廟にある会社です。關廟っつったらパイナップルの名産地ですからね!
でもここ、台南市中心部にはお店がなく、關廟まで行かんことには手に入りません。でも台北にお店があるそうなので、台北での方が入手しやすいかと思います。
あらやだ、今見たら台中にもお店あるのね!


2016年6月17日金曜日

とりあえずコレおさえといたらええんちゃうのん【台南めし編】

日本から台南への旅行者がめちゃめちゃ増えてきてる気がする今日この頃。

「台北から日帰りで台南へ行こうかな」

なんていうムチャを言う人もいるとかいないとか。
えっとね、日帰りはもったいないのでやめた方がイイですよ(笑顔)


私が勝手に感じてるだけかもですが、以前はそこそこ回数を重ねた台湾リピーターや、ディープな台湾好きしか行かなかったと思うんですよ、台南って。
でも最近はなんか今、台南ブームらしいやん?ええとこらしいやん?ちょっと行ってみたいやん?という方が多いと思うんです。(※disってるわけじゃないです)

とりあえずぼやーんとしか解らずに行って、ぼやーんとしか解らず帰ってきてしまう、という残念なパターンに陥ることもあると思うんですよ。前述の日帰り台南って確実にそうなるパターン。
嗚呼!もったいない!!!MOTTAINAI!!!!

今度台南へ行ってみようと思ってるそのアナタ!!!

とりあえず台南ではコレおさえとけ、というのをジャンル別に私なりにまとめていこうと思います。台南旅行の参考にしていただければ幸いです。

今回は台南めし編。※台南特有のものをピックアップしました。※画像はイメージです。※順不同


その前にひとつ基本的な情報を。

台湾に行ったことある人なら食べたことあるであろう滷肉飯(魯肉飯)ルーロウファン。
これを台南では肉燥飯ロウザオファン ㄖㄡˋ ㄗㄠˋ ㄈㄢˋrou4 zao4 fan4 と呼びます。
厳密には使ってる材料や調理法が違うらしいですが、まぁほとんど同じものと考えてください。



【台南めし編】


1、鍋燒意麵 グォーサオイーミェン ㄍㄨㄛ ㄕㄠ ㄧˋ ㄇㄧㄢˋ guo1 shao1 yi4 mian4 
一番目にコレを挙げるぐらいにめっちゃ好きです。
揚げた麺を煮込んだものです。具はお店によって違います。スープがうまいんですよ、コレ。
鍋燒意麵を食事として出してる店と、おやつ感覚で出してる店と2パターンあります。
後者の店はだいたいかき氷とかも売ってる。学生が放課後食べる的な雰囲気。
オモロイ台南 に収録されてるのはトラディショナルな釜に入った阿美鍋燒意麵
大台南見聞録 に収録されてるのは後者タイプの店の唯農(小豆豆)



2、牛肉湯 ニョウロウタン ㄋㄧㄡˊ ㄖㄡˋ ㄊㄤ niu2 rou4 tang1
台南の朝ごはん代表。シンプルでウマイ。
お腹に余裕がある人は牛肉やホルモンの炒めもんなども頼むのもよろしいかと。※お店による
オモロイ台南 に収録されてるのは市中心部から離れたとこにある市場にある店。
大台南見聞録 に収録されてるのは西羅殿牛肉湯など。



3、虱目魚粥 スームーユーゾウ ㄕ ㄇㄨˋ ㄩˊ ㄓㄡ shi1mu4 yu2 zhou1
これはちょっと見た目グロいパターン
台湾南部といえば虱目魚、台湾語でサバヒー。日本人は中国語のスームーユーより、台湾語のサバヒーの方が言いやすいし通じるし、台湾人にもウケます(日本人が台湾語知ってる!!と)
粥という名前だけど煮こまれたお粥ではなく、普通の白ご飯に汁ぶっかけたスタイルです。オシャレに言うとスープごはん。
上の写真のようにドーンとそのままサバヒーが入ったのもあれば、ほぐしたサバヒーの身が入ってたりカキが入ってたりと、お店によって様々。揚げパン油條は必須ね。うどんでいう天カスみたいな感じ。
お粥じゃなくてもサバヒーの入ったスープも美味よ。個人的には魚皮湯が好きです。
オモロイ台南 には古早味魚丸湯の魚皮湯が収録されてます。肉燥飯とセットでどうぞ。
大台南見聞録 に収録されているのは阿堂鹹粥など。


4、米糕 ミーガオ ㄇㄧˇ ㄍㄠ mi3 gao1
おこわです。肉燥(ロウザオ)とピーナツと肉鬆(ロウソン)と漬物が乗ってます。
これは四神湯(スーセンタン)とセットでどうぞ。四神湯は豚の腸が入ってるのでホルモン系苦手な人は要注意。
オモロイ台南 に収録されてるのは蔡家米糕。
大台南見聞録 に収録されてるのは落成米糕など。



5、蝦仁飯 シャーレンファン ㄒㄧㄚ ㄖㄣˊ ㄈㄢˋ xia1 ren2 fan4
えびめしという名前なのにさほどエビの味がしないという不思議なご飯。おだしがよう染みこんでるご飯にエビが乗ってます。
もし有名店の集品で食べるなら、隣の店の土魠魚羹(トゥートゥオーユーグン。サワラの揚げたやつが入ったとろみスープ)も是非一緒に。
オモロイ台南 に収録されてる悅津鹹粥蝦仁肉絲飯は豚肉の細切りも入ったもの。
大台南見聞録 に収録されてるのは矮仔成蝦仁飯集品蝦仁飯



6、肉圓、蝦仁肉圓 台湾語で肉圓=ばーわん
   肉圓 ロウユエン ㄖㄡˋ ㄩㄢˊ rou4 yuan2
   蝦仁肉圓 シャーレンロウユエンㄒㄧㄚ ㄖㄣˊ ㄖㄡˋ ㄩㄢˊ xia1 ren2 rou4 yuan2
肉圓というのはぷりぷりもちもちのガワの中に豚肉ミンチもしくは豚肉ミンチ&エビが入ったもの(後者が蝦仁肉圓)。ふつうの肉圓と蝦仁肉圓はガワがちょっと違います。何が違うのかと問われるとよう解らんのやけど、なんかちょっと違います。
肉圓というと台中の上にある彰化のが有名で、それは油で揚げてます。台南のは揚げるんじゃなく蒸してます。なので見た目も味も中の具も違う。
オモロイ台南 と 大台南見聞録 に収録されてるのはふつう肉圓の武廟肉圓




7、魚麵 ユーミェン ㄩˊ ㄇㄧㄢˋ yu2 mian4
魚のすり身の麺。この魚麺で豚肉を巻いた丸い魚冊ユーツーというのが入ったスープが個人的に好き。
オモロイ台南 に収録されてるのは夏家手工魚麵



8、鱔魚意麵 サンユーイーミェン ㄕㄢˋ ㄩˊ ㄧˋ ㄇㄧㄢˋ shan4 yu2 yi4 mian4
鱔魚とはタウナギのこと。日本では食べられてないんじゃなかろうかと。ウナギとは全然ちがいます。コリコリとまではいかないけど独特の触感。
あんかけにされてるのと、されてないの(乾炒)の2パターン。あんかけタイプはたまに甘すぎる店があるので要注意。
オモロイ台南 に収録されてるのは阿輝炒鱔魚
大台南見聞録 に収録されてるのは郭記炒鱔魚專家



9、碗粿 台湾語は碗粿=わーぐぇい
   ワングォ ㄨㄢˇ ㄍㄨㄛˇ wan3 guo3
米粉を蒸して固めたやつ。触感はういろう的な。色々と具が入ってる。甘めのどろりとしたソースがかかってる。
台南郊外の麻豆もこの碗粿が有名だけど、台南市中心部と麻豆の碗粿はちょっと違う。碗粿そのものもちょっと違うし、市中心部では魚のすり身団子が入ったとろみスープと一緒にいただくことが多いけど、麻豆ではピーナツと豚足の入ったスープと共に、が多い。
大台南見聞録 に収録されてるのは郊外の麻豆にある碗粿蘭、市中心部は富盛號碗粿



10、肉粽、菜粽  ロウゾン ㄖㄡˋ ㄗㄨㄥˋ rou4 zong4、ツァイゾン ㄘㄞˋ ㄗㄨㄥˋ cai4 zong4
左が菜粽、右が肉粽
粽子ゾンズ=ちまき。豚肉が入ってる肉粽と肉っけが入ってない菜粽の二種類があります。
朝ごはんにちまきを食べるのが台南オールドスタイル。見事に年齢層高いです。
菜粽はピーナツ粉がかかってること多し。肉粽は豚肉や塩漬け卵の黄身やしいたけなどなど。
台湾のちまきの作り方は地方によって色々違うそうで、よく言われるのが北部粽と南部粽。
北部粽は先に米や具を炒めて味付けしたものを葉っぱにくるんで蒸す。南部粽は米と味付けした具を葉っぱにくるんで茹でる。(だったと思う)
端午節にはちまきを食べるんですが、よく北部粽VS南部粽が話題になります。
オモロイ台南 に収録されてる朝ごはん系ちまきは老店菜粽。豪華肉粽の再發號は 大台南見聞録 にも収録。





以上、とりあえず台南でコレおさえといたらええんちゃうのん【台南めし編】ハナコセレクトでした。

もちろん上記以外にも美味しいものはたくさんありますが、キリのええ10個ということで。


オモロイ台南 と 大台南見聞録 に収録されてる店名しか書いてませんが、それ以外にもこれらのメニューが食べられる店は台南にたっっっっっくさんあります。あえて書かないのは、台南で知り合った現地の人々にオススメ店を聞いてみて欲しいからです。
台南に住む人は必ず自分だけの「うまい店リスト」を持ってはります。そして「◯◯食べたいんやけどオススメのとこあるかな?」と聞くと必ずと言っていいほど喜んで教えてくれます。なんなら初対面でも連れてってくれる時もあります(※人や状況による)
決して言葉が通じなくても、日本人には漢字という強い味方がいます。けっこう筆談でなんとかなるもんです。いやマジで。

ぜひとも現地の人達と交流してもらいたい!!
宿の人や、たまたま入ったお店でなど、台南に住む人達と交流することでもっと台南の旅が楽しくなるはず!!



関連:とりあえずコレおさえといたらええんちゃうのん【甘いモンとか編】



2016年6月9日木曜日

四草マングローブクルージング


安平といえば老街や安平古堡や樹屋などですが、ちょっと足を伸ばして四草(スーツァオ)というとこまで行くとマングローブクルージングが楽しめます。

お一人様200元


マングローブクルージングは綠色隧道(リュースースェイダオ)と言います。まさに緑の中を通っていくのです。
福岡の柳川の川下りよりもうちょっとワイルドな感じ(あまりメジャーじゃない例え)


うわ、全然伝わらん……


自撮りに慣れてなく下手くそな人


動画です。
鳥のさえずりなども聞こえ、緑と自然を満喫


次の舟とすれ違い


お気付きかとは思いますが、台湾でよく見かける、外で作業してる人がよくかぶってるあの笠と、救命胴衣をつけます。救命胴衣は必須で笠はご自由にですが、これからの季節この笠が無いと無理です。
恥ずかしいとか言うてる場合じゃないです。

私が行ったのは平日の夕方4時台で、ちょっと陽が落ちかけてて、とてもキレイでした。
ただ陽の光が強すぎて携帯だとうまく写真が撮れずこんな有様に……

船の上ではガイドさんが色々と説明してくれるのですが、なんせ全部中国語。植物名前やら生き物の名前やら言われても全然解らんかったです。

安平から四草まではちょっと距離があるのですが、これは是非とも一度は体験していただきたい!これからの季節、緑が生い茂りほんとにキレイで静かなひとときを楽しめます(ちょっと暑いけど)
見たこと無い鳥やらカニやらがようけいてました。(この季節、でっかい毛虫もいたよ)


料金や時間など、四草大眾廟のHPに詳しいことが載ってます→コチラ

私が乗ったのは30分間の方。
30分のも70分のも料金は同じなので、時間に余裕がある方は70分もいいかと。

以下ざっと日本語に訳したのでご参考にどうぞ!


一、チケット販売時間:
   (一)夏季(清明節の休みのあとから白露まで):午前8:30から午後5:00
   (二)冬季(白露のあとから清明節の休みまで):午前8:00から午後4:30
     ※清明節は4月5日ごろ、白露は9月8日ごろ
       (三)乗船人数や船の数には限りがあるので、チケット売り切れたらそれで終わり

二、乗船料金
       (一)綠色隧道 大人200元 子供100元 愛心票100元  黑琵票30元
       (二)四草台江之旅 大人200元 子供150元 愛心票100元 黑琵票30元
       (三)子供は7歲-12歲、愛心票は身障者の方。証明できるものを見せてください
       (四)6歲以下の幼児は黑琵票。幼児団体(幼児20人以上)は要電話問い合わせ

三、乗船時間:
       (一)平日(月曜から金曜):
          1.綠色隧道(約30分間)午前10時から午後2時までは定期的に出ます
          2.台江觀光船(約70分間)午前10時45分から午後3時10分までは定期的に出ます
          3.定期的に出る時間帯以外は、その時の人数状況により出発します
      (綠色隧道15人以上;台江觀光船20人以上)
          4.お昼12時から1時までは職員さんたちの休憩時間です。1時からチケット販売開始
      (二)休日(国の定める休日):
          1.綠色隧道(約30分間)午前8時30分から午後4時30分までは定期的に出ます
      (乗船人数に限りがあるのでチケットは早めに購入をオススメします)
          2.台江觀光船(約70分間)午前8時30分から午後4時30まで定期的に出ます。
          3.定期的に出る以外は、天候やその時の状況を見ながら(綠色隧道15人以上;台江觀光船
             20人以上)

四、注意事項:
       (一)団体(30人以上)は事前予約必要
       (二)乗船人数に制限があるので、できれば午後3時半までに到着していただきたい    
       (三)狂犬病などがあるので、国家公園の規定で船にペットは乗せられません
       (四)天候により船を出せないことがあるので、天気予報チェックは必ずしてきてください
           



四草までの行き方ですが、台鐵台南駅から出てる10番バスか台湾好行99バスに乗って大眾廟駅下車。

★10番バスコチラ参照) 現金でも一卡通、悠遊卡でも片道30元

 行き:台南駅から鹿耳門天后宮行き(臺南科技工業服務中心経由) 
     火車站(南站)出発:06:1007:2008:3511:0012:1014:3016:0017:2018:30

 帰り:鹿耳門天后宮から台南駅行き(臺南科技工業服務中心経由) 
       鹿耳門天后宮出発:06:10、07:15、08:50、10:00、12:30、13:40、16:00、17:00、18:50、20:10

このバス、乗ったことないけどルートを見る限りめっちゃ時間かかります!!1時間かかるのでは……



★台湾好行99バスコチラ参照) 台南駅-大眾廟は現金でも一卡通、悠遊卡でも片道18元
 ※台南駅も四草生態文化園區(大眾廟)も始発駅及び終点駅ではないです※

【平日】
行き:台南公園から七股鹽山行き
    台南火車站(南站) 出発:10:00、11:00、15:00
    四草生態文化園區(大眾廟)到着:10:29、11:29、15:29

帰り:七股鹽山から台南公園行き
    四草生態文化園區(大眾廟)出発:12:47、13:47、18:02
    台南火車站(北站) 到着:13:26、14:26、18:41


【休日】
台南公園⇔四草野生動物保護區(四)と、台南公園⇔七股鹽山(七)の2種類が走ってるけど、どっちも四草生態文化園區(大眾廟)に停まる

行き:台南公園から四草野生動物保護區か七股鹽山行き
    台南火車站(南站) 出発:09:00(七)→09:29四草生態文化園區(大眾廟)到着、
09:30(四)→09:59、10:00(七)→10:29、10:30(四)→10:59 、11:00(七)→11:29、11:30(四)→11:59、12:00(七)→12:29、12:30(四)→12:59、13:00(七)→13:29、13:30(四)→13:59、14:00(七)→14:29、14:30(四)→14:59、15:00(七)→15:29、15:30(四)→15:59、16:00(七)→16:29、16:30(四)→16:59、17:00(四)→17:29、17:30(四)→17:59
    
帰り:七股鹽山(七)か四草野生動物保護區(四)から台南公園行き
    四草生態文化園區(大眾廟) 出発:10:17(四)→10:45台南火車站(北站)到着、
11:17(四)→11:45着、 11:47(七)→12:15、 12:17(四)→12:45、 12:47(七)→13:15、 13:17(四)→13:45、13:47(七)→14:15、14:17(四)→14:45、14:47(七)→15:15、15:17(四)→15:45、15:47(七)→16:15、16:17(四)→16:45、16:47(七)→16:45、17:17(四)→17:45 17:47(四)→18:15、18:02(七)→18:30、18:17(四)→18:45、19:02(七)→19:30



長々とバスのこと書いたけど、正直、安平からタクシーでチャーーーッと行って帰ってが一番ラクです!!!(片道170元ほど)
暑さ・日焼け・体力・怖いもんナシ!!な人は安平でレンタサイクルして(T-bike参照)四草行くのもアリかと(冬場兄と行った時はこのパターンでした)

せっかく四草まで行ってまだ時間が有るなら更に足を伸ばして鹿耳門天后宮もええんちゃうかな。更に遠い鹿耳門聖母廟や七股の塩山も、もっと時間があるならぜひぜひ。
毎年10月から4月までは七股鹽山からバスが延長してて、黑面琵鷺クロヅラヘラサギが飛来してくるとこまで行けます。




2016年6月7日火曜日

Japaholic2016/06/07「日本の駅弁」

Japaholicの中国語版は↓
http://www.japaholic.com/tw/article/gourmet/209166/


第一回目「大阪はくいだおれの街」↓
http://hanako704.blogspot.tw/2016/05/japaholic2016513.html




【原文】

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まいど!ヤマサキ兄妹です。今回のテーマは「駅弁」。
鉄道網が充実している日本。電車に乗れば全国ほぼどこでも行ける。そんな電車旅のお供に欠かせないのが、そう、駅弁。
日本ではいろんな会社からいろんな種類の駅弁が発売されてて、各地の特産物や郷土料理をベースにしたものなど、お寿司タイプやおにぎりタイプ、陶器の器に入っていたり、加熱式容器で温めて食べるタイプなど、それはそれはたっくさんの種類があり一説によると三千種類ほどあるとかないとか!

電車に揺られながらその土地土地の駅弁を食べる。ゆっくりとそんな旅をしたいけど、日本の鉄道全てを網羅するのも、ましてや三千種もある駅弁を制覇するなんて到底無理な話。でも色んな土地の駅弁食べたいわぁ~という欲張りさんの為に、色んな百貨店で全国の駅弁を集めたイベントが定期的に行われてるんです。日本の駅弁が気になる人は百貨店でのイベント開催期間に合わせて日本に旅行しに来るのもアリやと思うよ。
有名ドコロでは北海道のいかめし、宮城県の牛たん弁当、群馬県の峠の釜めし、神奈川県のシウマイ弁当、富山県のますのすし、鳥取県のかにめし、広島県のあなごめし、佐賀県の有田焼カレーなどなど。新幹線のカタチをした容器に入ったお弁当は鉄道好きにはたまらない一品。

ヤマサキ兄妹が住む関西地方で一番有名なのは兵庫県のひっぱりだこ飯。兵庫県の明石では昔から蛸壺を使った蛸漁が行われ、その蛸壺をイメージした陶器の入れ物にご飯やおかずがギュッと詰め込まれてて、食べ終わったあとは入れ物を置物にしたり小物入れにしたり色んな用途で再利用できるのもウレシイ。

大阪には台鉄便當と同じ八角弁当という名前の駅弁があります。台鉄の八角便當は白ご飯の上にドーンとおかずがどっちゃり乗ってて、メインの排骨や鶏腿のインパクトたるや、初めて見た日本人はみな「すごい!!」と口を揃えて言います。というのも、基本的に日本の弁当文化ではご飯とおかずは分けて入れられるからです。前述のひっぱりだこ飯のような特殊なカタチの容器だとおかずオン・ザ・ライスになることもあるけど基本的にはセパレート。そのセパレートタイプの最たるもの、ザ・弁当オブ弁当なのが「幕の内弁当」と呼ばれるスタイルのもの。この幕の内弁当スタイルで八角形のカタチをしてるのが大阪の八角弁当なのです。

幕の内弁当の特長としては、白ご飯(よく黒ゴマがかかってる)と煮物や一口サイズの焼き魚など、コレ!というメインがあるわけではなく色々がちょこちょこと細かく仕切られそれぞれ味が混ざらないように配置されている。子供心をくすぐるおかずがなく「年寄りの弁当」というイメージで小さい頃は好きじゃなかったけど、これがどうして大人になると結局幕の内に落ち着いてしまうんよね。

もちろん台鉄便當も大好きで毎回台湾行く度に食べてるほど!でもひとつだけ言いたい。おかずに対して米の量少なない??


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Point:
 1)台湾には台鉄と高鉄(新幹線)の2つしか無く、それぞれが発売してる弁当。日本は鉄道会社ではなく色んな会社が発売してるので、ちょっと意味合いが違う。(※地下鉄もるけど弁当は無い)
 2)兵庫県の明石はタコが有名。明石でのたこ焼き=明石焼きも美味しいよ。
 3)台湾では弁当は基本的に温かいので、日本の弁当が冷たいことに最初戸惑うらしい。


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第三回目「ソース!」↓
http://hanako704.blogspot.jp/2016/07/japaholic20160725.html