2016年4月29日金曜日

媽祖さま

台湾にはたくさんの神様がいて、どれが誰でどういう神様なのか全然わかっていないのですが、中でも超有名なのが媽祖 ㄇㄚ ㄗㄨˇ ma1 zu3 マーズー
ふだん私は日本語読みで「まそ」「まそさま」と呼んでいます。

基本的に神様関係のことは全て農曆(旧暦)で行われ、農曆三月二十三日は媽祖さまのお誕生日。
今年2016年は4月29日がそうなんです。
いいとものテレフォンショッキングのように
よそのお廟の神様から誕生祝いの花輪が送られる。
安平の天后宮にて


天后宮とよばれるお廟は媽祖さまを祀っているお廟で、それはそれは賑やか。

鹿耳門天后宮

誕生日のちょっと前には台中の大甲というところでは1週間ほどかけて媽祖さま大行進なる行事も行われてます。

そんな媽祖さまに関する、私が知ってることをいくつか。

●媽祖は天上聖母とも呼ばれる
●天后宮という名がつくお廟には必ず祀られてる
●もともとは林さん家の喋れない女の子(林默娘)
●巫女さん的な特殊な力を持っていた
●お父さんが航海に出たっきり帰ってこないことを嘆き海に身投げ
●航海安全を見守る海の神様として祀られる
●仏教での脇侍のように千里眼と順風耳がいる

※いくつか説があります

台南は海が近く古くから栄えていたこともあり、媽祖さまにけっこう出会います。
台南の有名な縁結びの神様、鹿耳門天后宮と鹿耳門聖母廟はどちらも媽祖さまを祀るお廟。

台南の安平には林默娘公園という公園があり、デッカイ白い林默娘像があります。
休日の林默娘公園

兄がまだ台南2回目ぐらいのとき初めてここに連れてって「ほら、これ媽祖さま」と紹介したら「誰やねんまそさまって。「あのお馴染みの」なテイで喋ってるけど知らんちゅーねん」と言われました。
そんな兄の中でもすっかり媽祖さまはお馴染みになったようです。


もし台湾の神様に興味がある人は、台湾の本屋で
『圖解台灣神明圖鑑』 http://www.books.com.tw/products/0010645602 を探してみてください。
私も以前イベントで紹介した本です。(参照:『読んで台南、見て台南』 





【おまけ】

彰化の鹿港の天后宮も有名でここのHPは日本語表示もできて気合入ってます。
PCで日本語を選んでHPに入ると音楽が流れます。
「信徒サービス」→「ダウンロード」と進むと 音樂下載-鹿港媽祖 でその曲がダウンロードできますねん!國語版と台語版があります。もうこの曲が頭から離れなくてね。媽祖さまが祀られてるとこ行く度に「るぅ~~が~~んだまずぅ~~~」て歌ってしもてます。鹿港じゃなくても。
媽祖さま壁紙もダウンロードできるよ。




台南の鹿耳門天后宮ではWi-Fiも飛んでるよ

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