2015年4月27日月曜日

魏如萱waaの新MV と書

私は貪欲にいろんな音楽を聴いたりするタイプではなく、けっこうかたよったりしてて、台湾のミュージシャンも詳しくないんですが、魏如萱 waa wei (ウェイ・ルーシュエン。以下waaと表記)は一度ライブを見たことがあり、なんかすごい自由な人だなー、って印象に残ってます。けっこう独特なタイプ。
2011年には東京でもライブしたことあるらしく、その時は ギルセン て日本語読みで紹介されたとかなんとか……いやいや、違和感ありすぎでしょそれ。どこの人よ。何用語よ。

そんなwaaが約1年前に出したアルバム『還是要相信愛情啊混蛋們』。

 

アルバムと同名の曲「還是要相信愛情啊混蛋們」のMVが出来上がったようです。
1年て長いな。


数曲しか聴いたことないのでフワフワしたカワイイ感じやスローな感じのイメージだったから、こういう激しいwaaにビックリ。


台湾のMVは必ずと言っていいほど歌詞が入っていて、ただ単に文字がつらつらと流れることもあれば、このMVのように文字が印象的に使われたりすることも。

この印象的な文字は台湾の 何景窗(ハージンチュアン) という、独特の字で書をしたためる書家・詩人の字で、私がお仕事させていただいたOZ magazine 2015年1月号のP.24で「台灣笑顏」と書いてくれた人でもあります。
P.120には本人も写ってますよー。

一時期よく台南で顔を合わせてて知り合いなのですが、林百貨やその他いろんなところで彼女の字が書かれたポストカードを売ってるのを見かけて、実はかなり有名な人なことをしばらくしてから知りましたよ。やだびっくり。

台南だけじゃなく台湾のいろんなところで彼女のポストカードが買えるのでぜひチェックしてみてください。
私も持ってまーす。お土産にもステキ!!
売ってるところ→https://mapsengine.google.com/map/edit?mid=zqXnBUjBj1ko.kMxeZf1bvmCo

2015年の新作は
台南: 浮游咖啡, 蘑菇孔廟店
台北: 孩在, 蘑菇中山店, 爆炸矛頭與油炸朱利
台中: 草悟文創
で取り扱ってるそうです。
詳しくは→https://www.facebook.com/hochingchwang

2015年4月16日木曜日

大洞さんが大阪にやってきた

台南在住で、台湾環島 南風のスケッチ (KanKanTrip) を出版されている大洞敦史さんが大阪にいらっしゃるとのことで、兄タツヤ と共に半日大阪案内。

大洞さんは台南ではかなり有名人で、台南で三線(さんしん)を弾いたり色々活動をなさってて、3年ほど前から一方的には知ってたのですが、去年からご縁あって兄ともども交流させていただいてます。

大洞さんについては、子連れ台北 を出版されているイラストレーター 佐々木千絵さん が描かれてる 4コマその1 4コマその2 をご覧になればどんな方かわかるかと。
この4コマ、ほんとそのまますぎて笑いました。さすが佐々木さん!
(私らヤマサキ兄妹も 4コマ に描いていただきました。誰このカワイイの!がむしゃー(感謝))

とにかく。
大洞さんは色んな意味でオモロイ方です。


そんな大洞さんのリクエストで、大阪らしいうどん屋へ。(兄チョイス)

写真提供:大洞さん
私はこの時きざみうどん食べてました。


写真提供:兄タツヤ
下品なぐらいにダシが濃く、飽きがくるほどアゲがデカイけつねうどん


突然ですが、私はうどんが大好きです。
3食うどんでも全然平気です。むしろ大歓迎です。
でも大阪で「おいしいうどん屋さん」を探すと、どーしても讃岐系の、麺を楽しむタイプのうどん屋さんばかりになってしまうんです。
もちろん讃岐系も大好きです。しっかりコシがあって食べごたえのある、台湾風に言うとQQな麺、大好きです。
でも元々の大阪のおうどんって、麺は丸くて柔らかく、おつゆを楽しむものだと思うんです。

私、うどんの汁、めっちゃ好きですねん。

(※ややこしいのでスープと表現)

うどんのスープにネギと天カス(揚げ玉)入ったものがあれば満足します。
うどんのスープにネギと天カスとご飯入れて食べるのとかめっちゃ好き。
台湾で「あー、うどんのスープ飲みたい」と何度思ったことか。

外で「小腹空いたな。あー、うどん食べたい」ってなったら、ひとりでも平気で立ち食いうどん入ります。
駅で時間あったらついフラッと食べてしまいます。
(誰ですか?オッサンとか言うてるのは!)

そういう立ち食いうどんとか、安い手頃な食堂のうどんとかが、いわゆる大阪のおうどんなんです。

でもね、台南の味に慣れてしまってると、大阪のおうどんのスープでさえ塩っ辛く感じてしまうんです……
これは由々しき問題です。


おっと、うどんについて熱くなってしまいました。
ぱいせーぱいせー(台湾語でごめんの意)


うどん屋2軒はしごした後は、日本一長い商店街、天神橋筋商店街をブラブラ


写真提供:兄タツヤ
天神橋筋商店街のテッパン、中村屋でコロッケしばく


その後は立ち呑み串かつで昼間っから酒呑んだり、オッサンな大阪を私も満喫させていただきました。

大洞さんはこれから台南で蕎麦屋開店計画中とのこと。今から楽しみです!
ぜったい食べに行くぞー!



大洞さんのブログはコチラ→素描南風





2015年4月14日火曜日

チャラい食べもん

台湾のおいしいものと言えば、みなさん大好きなアレですよね。
せーのっ、ショーロンポー!!!


そんな、いまや台湾名物となっているモノを私は

「そんなチャラいもん食べたかったら台北に行け!」

と言ってのけてるわけですが ※オモロイ台南~台湾の古都でしこたま食ってきました~参照
小籠包disをしているわけではなく、台南には台南特有の食べ物がほんとうに多いので、せっかく台南に来たんだったらそっちをメインに食べて欲しいという気持ちの表れだったりします。
もともと台湾の食べ物じゃないですしね。

あとぶっちゃけ、小籠包は台北の方が洗練されてておいしいです。
かく言う私も台北へ行くと必ずと言っていいほど小籠包食べてます。
大好物です。


台南にも小籠包を出すお店、小籠包メインでやってるお店はあるんですよ。
有名なのはセイロに松の葉を敷いている上海華都小吃城(民權路沿い吳園の隣)や、上海好吃味道小籠湯包(成功大學よりまだ東側のエリア)。
すみません、どっちも食べたことないです……が、おいしいとの評判です。

小籠包は食べてなかったけど同じようなメリケン粉の皮で肉の餡を包んだもの、な餃子はしょっちゅう食べてました。
焼いたタイプの鍋貼よりも、茹でたタイプの水餃の方がポピュラー。
なので日本にいると「小籠包食べたい!!」という発作は起こらず「水餃食べたいっ!!」とよくなります。

ほらもう言うてるシリから水餃の口になってもた。
あーあ。どないしよ。




<<<中国語を大阪弁イントネーションで言うてみようのコーナー>>

※発音には個人差があります

小籠包 シャオロンバオ ㄒㄧㄠˇ ㄌㄨㄥˊ ㄅㄠ xiao3 long2 bao
     →(その通り!的に) ほんまに!な!

餃子 ジャオズ ㄐㄧㄠˇ ㄗ˙ jiao3 zi
     →(しみじみ納得するように) ほんま

鍋貼 グォーティエ ㄍㄨㄛ ㄊㄧㄝ guo1 tie1
     → 買うてー(こうてー)

水餃 シュエイジャオ 尸ㄨㄟˇ ㄐㄧㄠˇ  shui3 jiao3
     → アホちゃう?

2015年4月7日火曜日

うっかり漢字ミス

台南では成功大学の外国人が中国語を学ぶための華語中心というところで3ヶ月まじめに中国語勉強してました。
いやもう、それはそれはほんとに真面目で、学生時代にもこんなに真面目やったことなかったで、ってぐらいに。
日本で朝晩逆転生活してたのに朝8時からの授業ちゃんと通っとったからね。
やればできるもんですなー。

Aクラスが一番初級で、B,C,D…とどんどん上級になっていきます(たしかIまであったような)。

私はまだまだ初級のBクラス(新版實用視聽華語1の第10課スタート)で、クラス8人の中で日本人は私だけ。
もちろん私以外のクラスメイトはみんな非漢字圏の国の人たちなので、新しく出てきた単語の書き取り、という宿題が必ず出てまして。

漢字検定準2級(中途半端)だったりする元々が漢字好きなので、しょーじき、新しい単語の書き取り練習とか「めんどくせー!!」と思ってたけど、そこは真面目にやっつけてました。
楽勝ラクショー、余裕のプー、なんて思ってたら思わぬ落とし穴。

※字が汚いのは気にしないで




え。そこくっつくの?じゃなくてなん?




え。でもでもなく、なん?




え~、じゃなくて点がみっつなん?



これを小テストでやらかした日にゃ凹みましたよ。
地味にダメージでかい。



一番マジか!って思ったのはコレ


おらんくなってるやん!!!どこ行ったん!?


左側の方を間違えないように注意してたら右の方がおろそかになってしまい、いつもの習慣で書いてしまって、まんまと間違えてやんの。



いまじゃすっかりクセづいてしまい、日本でも糸へんは点みっつで書いてしまうし、って書いてしまいがち。


これ以外にもビミョーに日本と違う漢字があったりして、あまりにもどっぷり繁体字に浸かりすぎて「アレ?この字って日本の字でどうやって書くんやったっけ?」となってたことも。



ちなみに書き取り練習で、私はピンインも注音符号も書いてたけど、成功大学華語中心では注音使わずピンインで教えてます。
注音は独学でがんばりましょう。
台湾人とやりとりするんだったら注音おぼえとくとゼッタイ便利。

なぜかは ↓→オモロイ台南 ハナコラム「注音」を読んでみてくださーい(久々の宣伝)



2015年4月4日土曜日

台湾は四連休

日本じゃ5月5日がこどもの日だけど、台湾では4月4日が兒童節 ㄦˊ ㄊㄨㄥˊ ㄐㄧㄝˊ er2 tong2 jie2 アートンジェ 。
日本とおなじく祝日でお休みです。
でも日本みたいに特別になにかする習慣はないような…?

そして4月5日は清明節 ㄑㄧㄥ ㄇㄧㄥˊ ㄐㄧㄝˊ qing1 ming2 jie2 チンミンジェ と言って、お墓参りしたりする日です。日本でいうとお盆的なものかしら?

この清明節には潤餅 ㄖㄨㄣˋ ㄅㄧㄥˇ run4 bing3 ルンビン という、いわゆる春巻きを食べます。でも日本人がイメージする春巻きとはちょっと違って、揚げてないタイプ。
薄い皮に野菜たっぷりで見た目美味しそうだけどピーナッツ粉や砂糖が入ってるので、知らずに食べるとうそーーん!てちょっとびっくりします。

なんかよくわからない写真でぱいせー(※台湾語でごめんの意)


そしてこの春巻き、南部では潤餅と言わず春捲 ㄔㄨㄣ ㄐㄩㄢˇ chun1 juan3 チュンジュエン って言うんです。
台南の國華街でいつも行列ができてる有名な春巻きのお店も 金得春捲 という名前ですねー。
同じ食べ物だけど北部と南部で呼び方が違うんです。

これ以外にも、みなさんおなじみ滷肉飯or魯肉飯 ㄌㄨˇ ㄖㄡˋ ㄈㄢˋ lu3 rou4 fan4 ルーロウファン も南部では肉燥飯 ㄖㄡˋ ㄗㄠˋ ㄈㄢˋ rou4 zao4 fan4 ロウザオファン て言うんですね。

ややこしいちゅーの。


そんな祝日2つが今年は週末にかぶったので、台湾は4月3日から6日までの4連休。
祝日の少ない台湾でこんな連休はとても貴重。
たくさんの人が桜を見に日本来たりしてんでしょうね~。


※肉燥飯は辞書などによると燥がㄙㄠˋ sao4と書かれてたりしますが、みんなㄗㄠˋ zao4って言ってます

2015年4月2日木曜日

なんか、ブス

このあいだ台湾人友だちが日本に遊びに来てて、その台湾人友だちと私が中国語でやりとりしてるのを見た日本人友だち(中国語全くわからないし、私が中国語喋ってるのにはじめて遭遇)が、

「さっきから なんか なんか って言うてるけど、何なん?」、と。


コレ、兄がはじめて台南に遊びに来た時に、もちろん兄も中国語全くわからず私が中国語喋ってるのもはじめて聞いて、同じように
「めっちゃなんかって言うてるけど何なん?」、と指摘されました。

言葉が出てこず、えーっとみたいな感じで 那個ナガ(ㄋㄚˋ ㄍㄜ˙ na4 ge)って連発してるみたいです(カッコ悪い……)
それが友だちや兄からすると大阪弁での何か(なんか)に聞こえるみたいです。

まだこのなんかだけならいい方で、ひどい時には日本語で「ほれ、あの、えーっと、何やったっけ」って普通に言ってます。台湾人相手に。



もうひとつ言われたのが、

ブス ブス って何よ?私のこと言うてんの?(笑)」、と。

ブサイクの意味じゃなく、不是ブーシー(ㄅㄨˊ 尸ˋ bu2 shi4) すなわち「違う」って意味。
私は反り舌音が欠落しがちで、ブーシーではなくブースーと発音してしまうので、不是不是!と早口で言うと完全にブスブスと聞こえたみたいです。



中国語知らない人にはそう聞こえるのかーという発見とともに、自分の口癖にも気付き、もっとスマートに喋れるようにならなイカンなぁとは思うものの、日本語でもベタベタの年寄りみたいな大阪弁しか喋れないので、まぁしゃーないか、となかば諦めてます。