まず台湾から日本へ植物を持って帰る時のおさらい。
●植物防疫所のHPのココでソレが持込可能かどうかを調べる
●↑にない場合は「輸入条件に関するデータベース」で調べる(※私のスマホからは無理でした。PC推奨)
●台湾の空港等の動植物檢疫站で検査証明書(檢疫證明書)を発行してもらう
●日本の空港の植物検疫カウンターで検査証明書とモノを提出してチェックしてもらう
※詳しくは台湾から日本へのパイナップル持ち込み方法を。
植物検疫所のHPを見てみると
※クリックで大きく表示されます
パインアップルは「入国時に検査が必要です」
バナナは「持ち込めません」
念の為「輸入条件に関するデータベース」でも見てみましょう。
※クリックで大きく表示されます
「なお、未成熟バナナは、輸入禁止植物(持ちこみできないもの)に該当しません。」
「バナナ」は持ち込み禁止なのに「未成熟バナナ」は持ち込み禁止に該当しないとはコレいかに。
※クリックで大きく表示されます
成熟したバナナはミカンコミバエが寄生するので持ち込んだらダメだそうです。
未成熟バナナにはまだミカンコミバエは発生しないらしく持ち込み可能なんだそうな。
で、台湾の農家さんからあと10日ほどで熟しそうな未成熟バナナを手に入れたC.Y氏、高雄空港の検疫カウンターへ。
安定の王者パイナップルと挑戦者未成熟バナナ
他の仕事してるからカウンターにいませんねん。
用事ある人は電話してね(10時~23時)
前回同様(※パイナップルの回参照)周りの人の助けを借りて無事電話で検疫カウンター職員を呼び出すことができ、検査証明書発行へ。
が、ここでトラブル発生。
職員さんは「台湾から日本へバナナの持ち込みはできません」の一点張り。
C.Y氏は「未成熟のバナナはいけますねん!」と強く出るがなんせ中国語ができないのでスマホの翻訳機能を駆使しつつ「ばななちゃう、グリーンばなーなや」と必死の訴え。
ぶーちぇんそう
C.Y氏を担当した高雄空港の検疫カウンターの職員さんは未成熟バナナを個人で台湾から日本へ持込可能なことを知らないご様子で、頑なに「いや、無理だから。輸出許可証持ってんの?」とスマホの翻訳機能で聞き返してきたとのこと。
でもC.Y氏は未成熟バナナが持ち込み可能なことは知ってたから粘りに粘った結果「わし責任とらんで、関空で何があってもしらんで」と半ばあきらめた様子で検査証明書を発行してくれたとのこと。
言葉できないのに粘り勝ち、さすがクレイジー。
無事発行してもらえた検査証明書と
台湾ビール18天で祝杯
関西空港(2タミ)に到着し植物検疫カウンターへ行くとすんなりOKだったそうな。
関空の検疫カウンター職員間ではきちんと台湾からの未成熟バナナのあつかいは情報共有されてるとのこと。台湾側、しっかりー!
検査OKハンコ紙が貼られた未成熟バナナ
ついでに関空の検疫カウンターで「10月入ってから、台湾からのパイナップルの持ち込み手続き増えてますか?」と聞いたところ「ほとんど申請がない」らしいです。
※まぁ今はパイナップルの旬じゃないしね
これで未成熟バナナも日本へ持ち帰れることが実証されましたが、問題なのは未成熟バナナをどこで手に入れるねん、ということ。C.Y氏は農家さんから直接仕入れたそうな。
普通の市場でも売ってたりするのかしらん??今度台湾行った時にチェックしてきます。
全面協力&感謝 C.Y氏